台車の足回りは2種類

台車足回りの種類について

台車の荷台(車体)を支え、走行を促すのが車輪を中心とした足回りです。足回りは台車性能を左右する重要部品です。今ではキャスターという部品があり種類も多く、割安に簡単に取り付けることができます。

キャスターがない時は、車体に軸受けブラケットを固定し、そこに車輪が付いた車軸を付けるのが主体でした。手間がかかり割高でした。車軸加工、ブラケット製作だけでも工数がかかります。キャスターであれば、購入して4本のボルトで取り付ければ簡単に済みます。

手押し台車については、特別の場合を除いて、このブログではキャスターで考えていきます。

足回り(キャスター)を考える場合、少なくとも必要なこと

①車輪・金具の種類

キャスターは大別して、旋回(自在)キャスターと固定キャスターとなります。それにストッパー付きが加わります。

②車輪・金具の最大荷重とサイズ

車輪サイズは、25mmから300mmまであり、車輪径が大きいほど、最大荷重は増えます。材質的にはゴムとウレタンが主流ですが、ウレタンの方が最大荷重は大きいです。

様々なキャスター

③車輪個数と車輪配置

一般的には車輪個数は4個、そして旋回性と直進性のバランスがとれた形(旋回2個、固定2個の組合せ)が多いです。

ハンドル側に自在キャスター

上記を検討する必要があります。ここではキャスターのカタログ仕様表を見て車輪配置を考えることになります。キャスターの種類は、材質、サイズ、荷重、機能などから多数あります。何度も繰り返し検討されることをおすすめします。 足回りが不完全な条件であれば、事故につながる可能性があります。重要部品であることを認識することが大切です。

個々の要素については、このブログの詳細ページをご参照下さい。ここでは概略とさせていただきます。

キャスターの配置と特性について