台車と通路について
台車による運搬作業では通路環境が重要な問題になることがあります。これは積載する重量や大きさに関係なく影響します。特に通路幅は台車の操作性にかかわってきます。狭ければ狭いほど曲がり角などで問題が生じます。
工場での生産ライン新設・変更では主体設備を重点にレイアウトされ、フォークリフトなど主要な運搬車輌の通路が確保されます。これらが出来上がった後で台車が考えられることが多いです。その中で多いのが通路巾の問題です。台車の大きさと通路巾を考える必要があります。運搬量を増やせば台車が大きくなり、通路巾から考えると操作性が悪くなります。そうなると運搬量と操作性の妥協点を探ることになります。
最近では主体設備だけでなく運搬設備も見直されています。フォークリフトレスにして構内トレーラー による大量運搬など効率化が進んでいます。台車の復権です。