台車が通る路面状態について

台車が通る路面状態について

路面状態は屋外と屋内では違うし、砂利道とアスファルトの道では違います。これは台車の始動抵抗・走行抵抗に関係する重要な要素です。

一般にコンクリート路面と砂利路面を比較した場合、砂利道ではコンクリート路面の9倍近いエネルギーが必要となり疲労度も増大すると言われています。

路面の硬い場合、車輪の外皮にあたるタイヤ(接地部)の硬度が高いほど走行抵抗は小さくなります。逆に路面が粗く凸凹の場合は、車輪の接地部の硬度は一定まで軟弱させた方が運搬しやすくなります。この場合、空気入りタイヤ などが妥当と思われます。

ここで原則として「路面硬度と車輪硬度は比例し、路面粗さと硬度は反比例する」と覚えていただければ適切な車輪選択、路面改良ができると思います。