重い物を運びたい。
台車で重い物を運びたい場合、まず人力で押せるか、どうかを考えて下さい。一般に販売されている台車は最大荷重500kgまでです。その当たりが作業者が操作できる範囲となります。
例えば1トン近くある軽自動車を押して動かすことはできますが、毎日の作業として運搬できません。まだ軽自動車のタイヤ外径は大きいから押しやすいですが、台車となると大きくても300mm車輪です。これで1トンを押すのは大変です。
このことを前提で、重い物を運ぶ場合、以下のことを考える必要があります。
- 重い物に耐える台車フレーム及び足回りが必要となります。鋼材の厚み、形状など考えて組み上げます。また足回りでは重荷重用キャスターなどを検討します。この場合、なるべく車輪外径が大きいのが望ましいです。
- 先に述べたように手押しでは限界があります。そこで人でなく動力牽引車での牽引を考慮する必要があります。該当の台車として「構内トレーラー」があります。