車輪・キャスターの交換
台車のキャスターを交換するには、台車荷台裏側のキャスター取付面の寸法を測定して下さい。
測定箇所は下図を参考にしながら測定して下さい。
【台車側】
- 取付穴ピッチ(P1とP2)、取付穴径(d)を測定して下さい。
- 取付座の寸法(F1とF2)を測定して下さい。
- 取付高さ(H’)と車輪外径(D)を測定して下さい。
この寸法をもとに、カタログからキャスターを探して下さい。
- 取付座寸法(F1とF2)が、台車側のキャスター取付板の範囲内であるかをご確認下さい。
- 取付穴ピッチ(P1とP2)、取付穴径(d)がカタログ数値と一致するかをご確認下さい。
- 取付高さ(H’)と車輪外径(D)がカタログ数値と一致するかをご確認下さい。この場合、車輪のゴム部は消耗していますから近似値からご判断下さい。
上記3点を満たせばキャスターは交換できます。
ボルトのねじ山が破損している場合は交換して下さい。
車輪交換について
どのような車輪でも交換できるわけでありません。規格以外のキャスターが市場には多くあります。最近では輸入品も多く、ますます車輪交換前に寸法等の確認が必要となります。
「この台車(キャスター)に合う車輪がほしいのですが」とお問い合わせはありますが、弊社ではお客様に必要寸法(下記)を調べていただいて、車輪を紹介しています。
車輪交換に必要な寸法
「車輪がキャスター金具に組付けできる寸法」が重要となります。
- 車輪外径は同じですか。
- 車輪軸径とシャフト径は一致しますか。
- キャスターの場合、金具の取付巾と車輪ボス巾が一致しますか。
- 車軸の場合、車軸の取付巾と車輪ボス巾が一致しますか。
以上、4つを満たせば車輪交換できます。下図を参考にしながら車輪仕様表の数字と見比べながら車輪をご選択下さい。