タイヤ材質(車輪の外皮部)での分類
車輪の外皮、つまりホイール(芯金)の外周に装着されたタイヤの材質で分類すると4種類になります。
- 天然ゴム車輪
- 合成ゴム車輪
- ポリウレタン車輪
- 樹脂車輪
販売責任者
車輪の外皮部に当たるタイヤ材質で特性が変わります。
天然ゴム車輪、合成ゴム車輪
天然ゴム車輪は、タイヤ材質が天然ゴムを主体としたものを言います。最近では合成ゴム車輪が台頭し、減少傾向にあります。
合成ゴム車輪は、石油化学製品が著しく発展する中で新しく生まれました。ブタジェン、ポリブタジェン、ジェン、NBRなどがそうである。それらには耐薬品、耐油、耐寒、耐摩耗性、反発弾性など様々な特性を持っていることから、その用途に合わせて車輪を使用することができます。
ポリウレタン車輪について
ポリウレタン車輪は合成ゴムの一種で、従来のゴムとプラスチックの中間領域を埋める材料です。
樹脂車輪
樹脂車輪とは、ナイロン、フェーノールなどのプラスチック車輪を言います。
特殊な環境で使用できる車輪を紹介します
品質管理責任者
より作業環境に近いキャスターを紹介しています。ご検討下さい。
抗菌ウレタン車輪とステンレス材質特性(耐腐食)を金具に生かし、食品製造工場、病院、薬品工場などの台車キャスターとして利用されます。
台車用途で、電子部品運搬、クリーンルーム内の運搬、精密測定器運搬などに静電気対策をする必要があります。そこで接地するゴム等の車輪外皮の体積抵抗値を小さくし、静電気帯電防止します。
静電気を放出する導電性能で、静電気による災害防止します。また静電気の除去により塵埃の吸着を防止、防塵効果に優れています。その効果から電子機器、医療機器などに取り付けられることが多いです。
MCナイロン車輪は耐候性があるため変形が少なく長期保管や荷物を載せたまま長期放置する屋内の台車にも使用することができます。車輪材質としては-40℃~120℃まで対応しております。
MCナイロン素材の特性を生かした車輪は、比較的、標準で対応できなかった環境で、ほとんど対応できるようになります。それで不可であれば、その環境に絞った材料の車輪を使用することになります。
連続1時間使用で-30℃~+230℃、短時間(15分)なら+260℃に対応します。車輪軸受にはテフロン加工されたステンレスブッシュを使用していますから、高温条件下でも回転は良好です。